iPhone用アプリケーションを考える前に読む注意書きで、プログラマだけでなくマーケティングも見ると良いと思います。
■ iPhoneの特性
今までと全く異なる
マウスとタップは異なる
テキスト入力を最小限に
表示するものを厳選(小型スクリーン)
480 x 320の 有効利用
マルチタスクでない
iPhoneはシングルタスクで、ユーザが作業中に他のアプリケーションを立ち上げると、その時のアプリケーションは終了し、それまでのデータは失われてしまう。次回に起動したときに同じ状態にしたい場合には、終了時の状態を保存する機構が必要である・・・
・・・と、ここまでは分かったですが、そのためのAPIはどの程度まで提供されているのかは説明されていません。例えば、実メモリの状態をそのままスワップアウトするような機能はあると便利です。
機能ではなく結果を提供
モバイルであるため、何度も短い時間利用されることを意識したデザインが必要である。
■ 必須の機能のみ
Mac OS XのiPhotoとiPhoneのPhotoを比較して解説しています。同様にそれぞれのMailを比較しています。
■ 使いやすさの設計
仕事の流れを考慮します。データ表示は概要から詳細に移るように設計します。面白いことにiPhoneのNSTableViewは縦一列だけです。これは小さな画面で分かりやすく処理させるためで、画面を切り替えて次の一列を表示させることで、複数列の問題を処理しています。
指でタップできる大きさにします。ボタンのサイズは44 pointの四角が最小サイズだそうです。
デザイナが使いたがりそうな、ズームやパンは最小限にするように言っています。見る時間が短時間であるため時間のロスは良くない、と言うことのようです。
情報の入力は最小限にしろと言っています。これはメモ代わりという私の使用目的には合いません。しかし、録音はできたはずなので全く使えないというわけではありません。この意味では文字入力も図を描くことも、録音も写真もできるSony Clieの方が有効です。
■ 一貫性の確保ボタンなど組込済みのコントロールを利用することで、見た目の一貫性を持たせるように言っています。コントロールは以下のようなものがあります。
Tool bar
Navigation bar
Table view
Segmented control
Page indicator
Picker
Activity indicator
Slider
Button
Switch
>と丸で囲まれた>の意味は異なるそうです。
>のみは・・・
さらにデータがさらにあり、
欄全体がボタンになっていて、
押すと次のページに移ります。
丸で囲まれた>は・・・
>のみがボタンになっていて、
押すと詳細が表形式で表示されます。
色遣いにも注意が必要です。
■ 驚きと喜びを
まあ、これはiPhoneをみれば、わかるでしょう(笑)
Macintosh、Mac OS Xと同様に、iPhoneにもiPhone Human Interface Guidelinesがあるそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿